【レース動画】インディカー第13戦、ウィル・パワーが優勝

2011年08月29日(月)

インディカーシリーズ第13戦が28日(日)、カリフォルニア州ソノマのインフィニオン・レースウェイで行われ、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が優勝。佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロジー)は18位だった。以下、ホンダのプレスリリース。

すがすがしい青空の下で開催されたインディ・グランプリ・オブ・ソノマでは、ポールポジションからスタートしたウィル・パワー(Team Penske)が75周のうちの71周をリードし、今シーズン5回目の優勝を飾りました。この勝利はインディカー・シリーズでの14勝目で、カリフォルニア州ソノマにあるインフィニオン・レースウェイにおいて2年連続優勝を果たしました。

パワーは予選でのポールポジション獲得と決勝レースでの最多リードラップ記録によって1レースで稼げる最多ポイントである53点を稼ぎ、ポイント・リーダーのダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)との差を大幅に縮めることに成功しました。予選4番手だったフランキッティは、レースも同じ4位のポジションでフィニッシュしたため、第12戦終了時点にあった47点という大きな差が、今日のレースを終えた時点では26点にまで小さくなっています。

2011年シーズンは終盤を迎えていますが、パワーがここへ来て勢いを取り戻し、逆にフランキッティは思うようにポイントを積み重ねることができていません。ミッドオハイオでの第11戦Hondaインディ200を終えた時点で両者のポイント差は62点にまで開いていたのですが、パワーが第12、第13戦で続けてフランキッティより上位でゴールし、次の1レースでポイント・ランキングの逆転が可能なところまで差を縮めています。チャンピオン争いは緊迫し、残る4レースでの戦いがますます楽しみな状況となっています。

今日のレースではパワーに続いてエリオ・カストロネベスが2位、ライアン・ブリスコーが3位でゴールしました。どちらも予選と同じポジションで決勝レースをフィニッシュまで走り抜きました。Team Penskeの1-2-3フィニッシュは、1994年9月のナザレス・スピードウェイ以来のことで、ロードコースにおける1-2-3は、同じく1994年8月のミッドオハイオ以来です。Team Penske以外のチームによる1-2-3フィニッシュでは、2005年にAndretti Green Racingが記録したセント・ピーターズバーグでのものが最近のレースです。

次の第14戦は東海岸のメリーランド州ボルティモアで初開催されるストリート・レース。インディカー・シリーズはアメリカ大陸を横断し、来週末にレースを開催します。

ウィル・パワー
「完ぺきな週末になりました。Team Penskeが最高のパフォーマンスを発揮してくれたのです。レース終盤にフルコース・コーションが出たことも私にとってはプラスでした。周回遅れに追いついてトラブルに巻き込まれる可能性が生まれていましたが、それが解消されることになったんです。逆転チャンピオンを十分に狙えるポイント差にすることもできました」

「残る4レースはロードコースとストリートが1戦ずつと、オーバルが2戦です。そのうちの2レースは初開催のコースで、私は新しいコースでの戦いを得意としていますから、チャンピオン争いを有利に戦えるのではないか、とワクワクしています」

インディカー第13戦ハイライト動画

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