F1第14戦シンガポールGPフリー走行3回目、詳細レポート

2011年09月24日(土)

2011年F1第14戦シンガポールGPフリー走行3回目が、24日(土)の現地時間19時(日本時間20時)から60分間、マリーナベイ・ストリート・サーキット(1周/5.073km)で行われ、マーク・ウェバー(レッドブル)がトップ。小林可夢偉(ザウバー)は9番手だった。

セッション開始時の天候は曇り、気温31℃、路面温度は35℃。前日に縁石が緩むという問題が発生したことから、縁石の状態がチェックされ、複数の場所で縁石が取り外されてペイントで代用という措置が取られた。

このセッションでまずタイム計測を行ったのはジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン)。これに続いて、ほかのドライバーも次々に走行を開始。マクラーレン勢もこの早い段階から走行を開始した。

開始約15分、この段階でのトップは小林可夢偉(ザウバー)。タイムは1分52秒574。チームメートのセルジオ・ペレスも2番手につけている。可夢偉はその後も自身のタイムを更新し、1分52秒198を記録した。

開始約20分、ジェンソン・バトン(マクラーレン)が可夢偉のトップタイムを更新。バトンのタイムは1分50秒707だった。バトンはその後、1分49秒490を記録して自身のトップタイムを更新した。一方、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)はパストール・マルドナード(ウィリアムズ)に前をふさがれたようで、マルドナードを抜いた直後に手を振り上げて怒りをあらわにしていた。

開始約30分、バトンが再びタイムを更新。全セクターで全体のトップタイムを塗り替え、1分48秒421のタイムを記録した。また、ようやく走行を開始したフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がいきなり2番手タイムを記録。バトンからは約コンマ5秒遅れている。

残り約25分、セバスチャン・ベッテルが1分47秒737を記録してトップに。その後、ベッテルはさらに自身のタイムを更新。1分47秒313を記録した。この段階で2番手につけているアロンソに対し、約コンマ6秒の差をつけている。残り約20分になったところでベッテルがまたもタイムを更新し、1分47秒064を記録。ソフト側のタイヤで2番手に浮上したシューマッハに対し、ベッテルはハード側のタイヤで約コンマ7秒の差をつけた。

残り約10分、アロンソがソフト側のタイヤでタイムを更新。1分46秒452を記録してトップに立った。しかし、バトンがこのタイムを塗り替える。バトンのタイムは1分46秒108だった。だが、マーク・ウェバー(レッドブル)が1分46秒081を記録してトップに浮上。その後ろから、ベッテルも速いペースで走行している。

だが、ベッテルはセクター2でほかのクルマに前をふさがれてしまい、3番手どまり。しかし、ベッテルはセクター1とセクター3で全体のベストタイムを記録している。結局、このままセッション終了となり、このセッションのトップはウェバーに。可夢偉はチームメートを上回る9番手で予選前に最後となるセッションを終えた。

【結果】シンガポールGPフリー走行3回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

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