セバスチャン・ベッテル、痛みに耐えたF1シンガポールGP優勝

2011年09月28日(水)

先週末のシンガポールGPを見事制し、2年連続の年間王者に王手をかけたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だが、痛みを抑えてのレースだったことがわかった。

蒸し暑く、さらに路面もでこぼこしていてクルマが跳ねてしまうことも多いシンガポールGPだが、ドイツの『Bild(ビルト)』紙によると、フリー走行後ベッテルの肩には大きな水ぶくれができてしまったようだ。

理学療法士が決勝前に処置をしたが、ベッテルは「本当につらいセッションだった」と語っている。

現時点のポイント差から、ベッテルの優勝を阻むことができるのはマクラーレンのジェンソン・バトンだけ。しかし、実はそのバトンも万全と言える状態ではなかった。

バトンの母国イギリスのメディアは、バトンが決勝前日の土曜夜、腹痛におそわれたと報じている。「翌朝の僕の体重は通常よりも1.5キロ軽くなっていたよ」とバトンは『BBC』に明かした。

「薬も飲んで、炭水化物は水分の吸収を助けるというからパスタをたくさん食べて、そしてチームドクターにもらった塩分を含む特別なドリンクを大量に飲んだんだ」

また『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』によると、インタビューの最中にバトンは、ひざに氷を当てていたらしい。

シンガポールGPでは、ドライバーもマシンもまさに満身創痍(そうい)の状態だったようだ。

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