セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、鈴鹿サーキットで行われた日本GPで、24歳という史上最年少でのF1連覇を確定させた。
昨年にF1の史上最年少王者に輝いたベッテル。今年は昨年以上の速さと安定性を見せつけ、着実にポイントを重ねていった。第15戦日本GPまで、ポールポジションを獲得したのはレッドブル勢のみという圧倒的な速さを持つクルマを武器に、開幕から一度もランキング首位の座を譲らなかった。
そして、あと1ポイントでも獲得すれば今年のタイトル獲得を確定させる状態で迎えた日本GP。ベッテルは1000分の9秒差という大接戦を制してポールポジションを獲得。だが、決勝ではピットストップでジェンソン・バトン(マクラーレン)やフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)に抜かれてしまう。
結局、ベッテルは3位でレースを終えたが、残り4戦でランキング2位のバトンとベッテルのポイント差は114ポイントに。優勝で獲得できるポイント数は25ポイントのため、ベッテルが2年連続でF1王者に輝くことが決定した。