フェルナンド・アロンソ「勝利を目指せる」

2011年10月14日(金)

フェラーリのフェルナンド・アロンソが、韓国インターナショナル・サーキットで行われる韓国GPに向けて意気込みを語った。

フェルナンド・アロンソ
「レッドブルが注目の的だし、マクラーレンも強い。僕たちはレースを楽しみたいと思う。チャンピオンになれないのなら、2位でも3位でもあまり変わらないんだ。だからもう僕個人の順位には今までほどはこだわらない。コンストラクターズ部門(チームランキング)のほうがむしろ重要だよ。でも(2位の)マクラーレンとの差がかなりあるから、たとえ現実的には厳しいとしても全力を尽くして追いつきたい」

「鈴鹿(日本GP)では戦略的かつアグレッシブに走れたよ。韓国GPも鈴鹿と同様に楽しみたいと思う。表彰台も可能だし、マシンの性能を最大限に引き出すことができれば大丈夫だよ。勝利を目指せる」

「シンガポールGPでの弱点と、日本GPでの好成績の理由をチームはよく理解している。それが何かはもちろん今は教えられないよ。いずれにしても今シーズンのF1は本当に難解なんだ!」

また、日本GPでチャンピオンになったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が将来的にフェラーリに移籍するのではといううわさについてコメントを求められると、アロンソは次のように応じた。

「僕はチームメートにも恵まれているよ。お互いドライビングやグランプリの攻略法で助けあって、この2年間フェリペ(マッサ、チームメート)からたくさんのことを学んだ。僕はフェラーリとは長期的な契約を結んでいるけど、その期間が終わるまでのチームメートが誰なのかはわからない。ずっとフェリペかもしれないし、別のドライバーが来るのかもしれない。でも誰になっても、2人で協力してフェラーリの勝利に貢献したい」

チャンピオンが決定した今も、アロンソのモチベーションは高い。むしろ残りのレースを全力で走る理由は何か、と聞かれることに驚かされるようだ。

「僕たちはレースドライバーだ。参戦するすべてのレースに勝ちたいと思うのは当然だよ。シーズン終了後に娯楽としてカートに乗っても、2位だったら悔しいさ。これから4戦あり、4ヵ国を訪れる。チームのため、スポンサーのため、ファンと僕ら自身のために走るんだ。モチベーションが下がるなんてことはありえない」

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