グループ・ロータス親会社、マレーシアの自動車メーカーであるプロトンが、ロータス・ルノーGPの母体ジェニイ・キャピタルへのグループ・ロータス株売却を否定した。
ジェラール・ロペス指揮のもとロータス・ルノーGPを率いるジェニイが、プロトン傘下のスポーツカーメーカー、ロータスを買収するとの話が浮上したのは先週。対するロータスの責任者、ダニー・バハールは、この報道を完全に否定することはなく、次のように述べるのみだった。
「私に言えるのは、ただひとつ。ロータス・ルノーGPとの提携を発表した際、それが両者にとって緊密な連携の第一歩だということは、はっきりさせたはずだ。われわれは、今もその旅の途中にある」
しかしながらプロトンは今週に入って声明を発表、ジェニイとのうわさを否定した。
「プロトンは、グループ・ロータスとジェニイ・キャピタルの間に動きがあるといった憶測は誤りだと断言する。またそうした報道も、その性質上、ほとんど憶測に基づいたものだ」
ロータス・ルノーGPは、昨年までルノーF1として参戦していたチーム。ルノーがチームとしての参戦を終了させ、チーム株式をジェニイへ売却した。ジェニイはグループ・ロータスをタイトルスポンサーとして獲得し、ルノーの名を残したままロータス・ルノーGPとしてF1へ参戦している。