シモンチェリと激突のロッシ引退説について関係者がコメント=MotoGP

2011年10月24日(月)

23日(日)にMotoGPマレーシアGPで発生したマルコ・シモンチェリ(サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ)死亡事故の影響から、事故に巻き込まれていたバレンティーノ・ロッシ(ドゥカティ)が引退を決めるのではないかとのうわさがあった。しかし、関係者がこれを否定している。

事故が起きたのはマレーシアGPの2周目。11コーナーの出口でシモンチェリが転倒。そこへ、後続のコーリン・エドワーズ(モンスター・ヤマハ・テック3)とロッシが激突してしまい、シモンチェリは帰らぬ人となった。

この衝突の衝撃から、シモンチェリのヘルメットは外れてしまっていたが、シモンチェリの頭部に激突したのがロッシのバイクだったとみられている。しかし、目の前でシモンチェリが転倒し、自分たちの進路へコース上を横断する形で滑ってきたため、ロッシらにとっては避けようのない事故だった。

自身と同じくイタリア出身の若手、しかも仲の良かったシモンチェリが、自身との接触事故によって亡くなったショックから、ロッシが引退してしまうのでないかとする意見も一部に出ていた。

だが、ロッシが以前に所属したヤマハのチームマネジャーであり、現在の所属先であるドゥカティへともに移籍したダビデ・ブリビオは、次のようにツイッターへ書き込んでロッシの引退を否定する。

「多くの人からバーレ(ロッシの愛称)の引退について質問を受けている。そんな事実はない。こんなことを言わなければいけないこと自体が残念だ」

また、ロッシ本人による次のようなツイートも各メディアで報じられている。

「シッチ(シモンチェリの愛称)は、僕にとって弟みたいな存在だった。コース上では強敵だったけど、プライベートではいいヤツだったんだ」

「今でも信じられない。とてつもなく寂しくなるよ」

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