23日(日)にセパン・サーキットで行われたMotoGPのマレーシアGPにおいてマルコ・シモンチェリ(サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ)が亡くなったことを受け、ホンダの伊東孝紳代表取締役社長がコメントを発表した。
シモンチェリは、決勝の2周目に転倒。後続のバイク2台と激突し、その衝撃からヘルメットが外れた状態でコースにコース上に横たわった。すぐにサーキット内のメディカルセンターへ搬送され、救命処置が施されたものの、その後死亡が確認された。
昨年に最高峰のMotoGPクラスへステップアップしたばかりのシモンチェリは今年、ポールポジションを2回獲得したほか、チェコGPでは3位、前戦オーストラリアGPでは2位に入る活躍を見せ、将来のさらなる活躍が期待されていた。
ホンダの2輪モータースポーツ専門会社であるHRCの契約ライダーだったシモンチェリの事故死を受け、ホンダの伊東社長が次のようなコメントを残した。
「マルコ・シモンチェリ選手は、チャレンジングスピリット溢(あふ)れる熱い走りと持ち前の明るい人柄で、実力、人気共に高く、これからのグランプリ界を担う将来を嘱望された若手ライダーでした。HRCワークス契約ライダーとしてのすばらしい功績に感謝するとともに、マルコ・シモンチェリ選手ならびにご家族に対し、心より哀悼の意を表します」