ザウバーの小林可夢偉は、ヤス・マリーナ・サーキットで行われたアブダビGPを16番手からスタート。スタート直後に大きく順位を上げ、ハード側のタイヤでスタートしてすぐにソフト側のタイヤへ交換し、よりラップタイムの速いソフト側のタイヤで走る周回を多くする戦略も的中し、10位でゴール。8戦ぶりの入賞を果たした。
小林可夢偉
「長い間ポイントが取れていなかったので、早くそんな流れを断ち切りたかったです。1ポイントを獲得できてうれしいですね。スタートが決まって、1周目で5つ順位を上げることができました。実は、スタート後のタイヤパフォーマンスが期待したよりも良かったんです」
「16番手という下位からハード側を履いてスタートしました。もちろんギャンブルは承知の上でしたよ。1回目のピットストップまでは難しいだろうなって覚悟していました。タイヤ性能がどれだけもつのかも分からなかったですからね。数周後にガクッとペースが落ちてしまい、順位を3つ落としたところで、ピットに入ってソフト側に換えました。総合的に見て、僕らはよく戦いました」