ピレリの2011年レース用タイヤは、昨年のブリヂストンのものと「非常に違ったものになっており、レースをより面白く」してくれるはずだ。
このような見解を示したのはペドロ・デ・ラ・ロサ。ピレリは今週、アブダビで4日間にわたるタイヤ開発テストを行い、デ・ラ・ロサがドライバーを務めていた。
デ・ラ・ロサはバルセロナのラジオ局『Rac1』へ、ピレリのタイヤがブリヂストンのタイヤとは「非常に異なっている」との報道を認め、F1をより魅力あるものに仕上げようとしていると語った。
「タイヤはショーのためにデザインされたから、レースはもっと面白くなるだろうね。特にスーパーソフトタイヤはすごく速いんだけど、タイヤのパフォーマンス低下がひどいんだ」
デ・ラ・ロサは、2011年には各グランプリでピットストップが2回もしくは3回になるとし、レース結果が「より分からなく」なると加えた。
しかしデ・ラ・ロサは、可変リアウイング導入とKERS(運動エネルギー回生システム)の復活に加え、ピットストップ回数が増えるタイヤの仕様によって、予選の重要度が低くなるとの憶測を否定する。
「レース結果は、常に予選で70%が決まる」
「もちろん、初めに装着するタイヤと、2回目に装着するタイヤのコンパウンドが大きく違っているのは事実だ」
「ハード側のタイヤは、ソフト側よりはるかに長くもつので、11番手以降のドライバーにもポイントのチャンスが生まれる。憶測にすぎないけどね」