ザウバーが、NECとのパートナー契約を発表した。契約は同社のメキシコ法人であるNECメキシコとのもので、この契約により、NECのロゴがモノコック側面に掲出される。
先日、小林可夢偉(ザウバー)のチームメートであるセルジオ・ペレスが母国メキシコでデモ走行を行った際、車体にNECのロゴが入っており、ザウバーの公式ウェブサイトにもプレミアム・パートナーの欄にNECのロゴが登場したことから、ザウバーがNECと契約を結んだとみられていた。
しかし、正式な発表はなく、その後のテストではチーム関係者のウエアにはNECのロゴが入っていたものの、車体からはロゴが消えたほか、チームの公式ウェブサイトからもロゴが消えていた。
そのため、NECとザウバーの契約についてはさまざまな憶測が飛び交っていたが、ようやく契約が正式発表された形となる。チームの公式ウェブサイトにも、プレミアム・パートナーの欄にNECのロゴが再び加えられている。ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーは、次のようにコメントした。
「NECメキシコは、技術で世界をリードするNECの子会社だ。NECの国際性や、高い技術水準、そして革新を追い求める姿勢は、完ぺきにF1と符合する。集中的な協力関係を期待している」
また、NECメキシコのエンリケ・レイバCEOは、このように述べている。
「これは、われわれはモータースポーツの世界へ導く革新的なプロジェクトだ。F1は最先端技術、パワー、ダイナミックさ、そして何よりスピードを兼ね備えた国際的なプラットホームだ。これらの特徴は、われわれのマーケット戦略とも一致している」
「モータースポーツの最高峰で、日本やメキシコを代表するトップクラスのスポンサー企業に名を連ねることができ、とてもうれしく思っている。いい成績、そして、興奮するようなシーズンを期待している」