先週末のスペインGP決勝でミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が、同郷の友人で選手権リーダーのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を援護しようと、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)をブロックしたとのうわさが出てきた。もちろん、シューマッハ本人はこれを否定している。
ハミルトンの母国イギリスの各メディアは、ベッテルを抜かせて周回遅れになったシューマッハにブロックされたとのハミルトンのコメントを報道。シーズン終了後の恒例イベント『レース・オブ・チャンピオンズ』では、ベッテルとシューマッハはドイツチームとしてともに戦う仲でもある。
「そのことについて彼(シューマッハ)と話すつもりはない。時間のムダだからね」と、ハミルトン。
シューマッハも母国ドイツの『SID通信』にこう反応する。「それはまったくの誤解だ。誰に対しても道を空けるようにしているよ。確かにセバスチャンと僕は友人同士さ。でもコース上で、だれかれの分け隔てはしない」
マクラーレンの広報も、次のように語った。「疑惑がどうのこうのという話ではない」