モナコGP予選で大クラッシュに見舞われていたセルジオ・ペレス(ザウバー)が、今週末のカナダGPへの出場を許可された。
ペレスは、前戦モナコGPの予選で自身初となるトップ10進出を果たしたが、トンネルを抜けたところでバランスを崩し、本コースと退避路を分けるバリアに高速のまま激突。病院へ運ばれたペレスだったが、脳震とうや打撲はあったものの、骨折などの重傷は避けられていた。
大きな事故であったため、カナダGP出場には統括団体FIA(国際自動車連盟)の医師から許可を得る必要があったが、事故後にペレスはチーム本拠地のあるスイスの病院でも検査を受けたほか、母国メキシコでは自身の兄弟とカートで走るなど、体調面の問題はないと思われていた。
実際にペレス本人も「いい感じだったよ」とカートで走ったことについて語っている。
そして、カナダGP開幕前日となる9日(木)、FIAの医師の診察を受けたペレスは無事にレース出場の許可を得た。ザウバー側もペレスがレース出場の許可を得たと認めている。