フェルナンド・アロンソ「僕たちに向いていないコースでの特別な勝利」

2011年07月11日(月)

フェラーリのフェルナンド・アロンソは、3番手からイギリスGPをスタートして優勝した。

フェルナンド・アロンソ
「最高なサプライズだね! チームが素晴らしい仕事をしてくれたから、この勝利をマラネロ(チーム本拠地)とコースにいるみんなへささげる。彼らの働きのおかげで、僕とフェリペ(マッサ/チームメート)が、こんなにも素晴らしいクルマに乗ることができた」

「これは、とても特別な勝利だよ。シルバーストン(イギリスGP開催サーキット)のように伝説的なサーキットで、クルマに大きな情熱を注ぐ観客を前にして勝てたんだからね。それに、コース特性が僕たちのクルマには向いていないんだ。でも、今回持ち込んだ改良が明らかに大きな効果を発揮していた」

「スタートのときは、サーキットの一部は路面がかなりぬれていて、そのほかの部分では路面が湿っているだけという状態だったから、とても走りにくかった。難しい瞬間が何度かあったよ。例えば、ハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)に抜かれたときもそうだね。でも、僕たちは常に冷静さを保ち、うまくやれるはずだと信じていたんだ」

「最後のピットストップを終えてコースへ出たときになってから勝てるかもしれないと気付いた。確かに、ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)のピットストップで起きた問題が助けにはなった。長い間、ハミルトンが2台のレッドブル勢を抑えていたけど、ドライでの僕たちはかなり強かったよ」

「レース前には、375F1(1951年にフェラーリがシルバーストンでF1初勝利を達成したクルマ)を走らせるという光栄なことがあった。その数時間後には、フェラーリが60年前に勝ったのと同じレースで勝ったんだ。僕たちのチームには、当時のスクーデリア(フェラーリ)で働いていた人の子どももいて、レースに対して当時と同じ情熱や愛情を持っている」

「士気が高くなって、自信を深めた状態でドイツ(次戦/24日決勝の舞台)へ向かうことができる。最強のクルマはまだレッドブルだけど、僕たちが投入した改良もうまく機能している。シーズン序盤に苦戦したときも、僕たちは落ち込まなかった。その代わりに僕たちは対応したんだ。今では、その効果が出てきているよ」

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