ザウバーの小林可夢偉は、スパ・フランコルシャンで行われたベルギーGPを12番手からスタートし、一時は4番手まで浮上。しかし、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)に抜かれる際、ハミルトンが可夢偉のほうへ寄せてきて接触し、ハミルトンはリタイア。可夢偉はレースを続けたが、大きく順位を落とすことになり、12位でレースを終えた。
小林可夢偉
「当然、今日はポイント獲得を期待していました。スタートをうまく決めて、いくつかいいバトルをできたんです。ストレートでの僕は、予想していたよりも遅かったんですが、まだその原因は分かっていません。ソフト側のタイヤをうまくいたわるのも難しく、ビタリー・ペトロフ(ロータス・ルノーGP)からプレッシャーを受けていました」
「僕が4番手を走っているときに起きたルイス・ハミルトンとの事故については、彼が僕よりも速いのは百も承知でした。それなので、彼と争う意味なんてありません。彼が僕を抜いた後、僕は抜き返すつもりなどなく、自分の走行ラインを維持していましたが、彼が寄せてくるなんて予想していませんでした」
「セーフティカーが導入されてから2周目にピットへ入ったとき、かなり順位を落としてしまいました。それでも、終盤にハード側のタイヤで長く走ったことがうまくいきましたが、ポイント圏内はかなり遠くなっていました」