HRTのダニエル・リチャルドは、ヤス・マリーナ・サーキットで行われたアブダビGPを20番手からスタートしたものの、リタイアに終わった。
ダニエル・リチャルド
「スタートはけり出しが良くて、グロック(ティモ・グロック/ヴァージン)を抜いて、トゥルーリ(ヤルノ・トゥルーリ/チーム・ロータス)のリアにしがみついた。第1コーナーは、そのまま内側をキープしたんだけど、どうやらそれが間違いだったようだ。外側からグロックに抜き返されてしまったよ。もっと強気で攻めなきゃいけない場面がいくつかあったかもしれないね」
「走りのペースは良かったけど、失った順位を取り戻す戦いになった。トニオ(ビタントニオ・リウッツィ/チームメート)の背後に迫ったんだけど、彼を抜けなかった。1回目のピットストップ後はグロックについていくことができたかな」
「その後、ほかのクルマのせいで自分のペースでは走れなかったけど、ゴールまであと3周(※)というところでマシンが止まった。レース途中でリタイアは残念だったよ。でも全体的にペースは良かったし、良いタイムも刻めた。次のレースにつながる走りだったよ」
※リチャルドは周回遅れになっていたため、リザルト上は48周でリタイアとなった。