先日発表されたヴァージンの2012年ドライバーラインアップに名前がなく、同チームのレースシート喪失が確定的となったジェローム・ダンブロシオは、それでも自身の将来に自信を見せている。
2012年シーズンからマルシャ・ヴァージン・レーシングへと名を変えるチームのドライバーに指名されたのは以前から注目を集めていたGP2ドライバーのシャルル・ピックと、2011年シーズンをダンブロシオと共に戦ったティモ・グロックだ。
現状では、25歳のダンブロシオにとって最後のF1レースは11月27日にインテルラゴスで開催された2011年最終戦ブラジルGPとなる。
「あの週末はいい結果が出せたんだ。多分、僕はシーズンで最高の働きができた」
フランス語のウェブサイト『toilef1.com』の取材に、ダンブロシオは次のように続けた。
「来年はこのチームに残れないけれど、チームは僕のシーズンに満足してくれていた。今度の目標はもちろん、来年もここ(F1)に残ることだね」
なお、ダンブロシオはルノーとロータスのチーム代表であるエリック・ブーリエ率いるグラビィティ・グループのマネジメントを受けている。
「どのチームとは言わないけれど、いくつか検討している選択肢がある」
「僕の状況は去年とあまり変わらない。今季は良いシーズンを送れたし、パドックで気づいてもらえないようなこともない。だから、以前よりもぼくの信頼は上がっているはずだよ。ドライバー市場はまだまだ動く可能性があるから、どうなるかわからないよね」