ジェローム・ダンブロシオは資金力でピックに負けた?

2011年12月13日(火)

2012年シーズンよりマルシャと名を変えるヴァージンのシートを失ったジェローム・ダンブロシオが、シャルル・ピックにシートを奪われた理由が資金力にあると激白している。

2011年にF1デビューを果たしたダンブロシオは、フランス出身のシャルル・ピックにレースシートを明け渡すことになる。ピックには元F1ドライバーのエリック・バーナードやオリビエ・パニスの後援、そして『ラガンデール・アンリミテッド・グループ』の支援を受けている。

ベルギー出身のダンブロシオは、自身のマネジャーであるエリック・ブーリエが代表を務めるロータス(現ロータス・ルノーGP)の来季サードドライバー契約を狙っていると言われている。

「いい質問だね。僕もなぜ自分がシートを失ったかよくわからないんだ」と、パリで行われたカートイベントの会場でベルギーのテレビ番組『Sporza』の取材に応じたダンブロシオが語っている。

「シャルルの全体的なパッケージが僕よりも良かったのだろう。自分の国で強力なスポンサーを見つける必要があるんだ。シャルルにはフランス企業が、マルドナード(パストール・マルドナード/ウィリアムズ)にはベネズエラがついていて、僕にはベルギーがある」

「ベルギー国内の関心はいい方向に進んでいるけれど、僕がF1に残るには充分じゃなかったってことさ」

そう話すダンブロシオにあるレポーターがウィリアムズやHRTとの交渉について尋ねると、ダンブロシオはこう答えた。

「具体的な名前を挙げてほしいんだね。確かに、僕は複数のチームと交渉を続けているよ」

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース