シャルル・ピックにとってマルシャは「価値がある」とマネジャー

2011年12月10日(土)

フランスの日刊スポーツ紙『L’Equipe(レキップ)』が6日(火)に報じたことによると、来季マルシャ(現ヴァージン)へ加入するシャルル・ピックの目標は、F1経験豊富なチームメートのティモ・グロックに「可能な限り早く追いつくこと」であるようだ。

フランス出身のピックは、マルシャと2012年から2年の契約を交わしている。

ピックのマネジャーであるフランス人元F1ドライバーのオリビエ・パニスは、ピックのキャリアを支えてきたのが同じくフランスの元F1ドライバーであるエリック・ベルナールであると明かし、「(ピックのことは)彼がとても若いころから知っているんだ」と語った。

来シーズンにF1デビューを果たすピックは『Le Figaro(フィガロ)』紙に「チームのスタッフに会ってエンジニアと作業し、シミュレーターに乗るため、イギリスに飛ぶんだ」と明かしていた。

1996年にモナコGPで勝利したパニスは、マルシャがピックにとって最高のチームだと語る。

「(F1キャリアを)スタートさせるにあたって、のしかかるプレッシャーがいくらか小さいはずだ。アロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)はミナルディで、ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)はトロ・ロッソで、僕自身はリジェでデビューしたし、セナもトールマンからキャリアを始めたんだからね」

「F1ドライバーは世界に24人しかいないし、チャンスがあるなら逃してはいけないんだ」

「われわれには選択肢が2つあったが、マルシャの方が価値はあると思った」

45歳のパニスは、2012年シーズンを通じてピックに帯同すると見られている。

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