フランスの日刊スポーツ紙『L’Equipe(レキップ)』が6日(火)に報じたことによると、来季マルシャ(現ヴァージン)へ加入するシャルル・ピックの目標は、F1経験豊富なチームメートのティモ・グロックに「可能な限り早く追いつくこと」であるようだ。
フランス出身のピックは、マルシャと2012年から2年の契約を交わしている。
ピックのマネジャーであるフランス人元F1ドライバーのオリビエ・パニスは、ピックのキャリアを支えてきたのが同じくフランスの元F1ドライバーであるエリック・ベルナールであると明かし、「(ピックのことは)彼がとても若いころから知っているんだ」と語った。
来シーズンにF1デビューを果たすピックは『Le Figaro(フィガロ)』紙に「チームのスタッフに会ってエンジニアと作業し、シミュレーターに乗るため、イギリスに飛ぶんだ」と明かしていた。
1996年にモナコGPで勝利したパニスは、マルシャがピックにとって最高のチームだと語る。
「(F1キャリアを)スタートさせるにあたって、のしかかるプレッシャーがいくらか小さいはずだ。アロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)はミナルディで、ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)はトロ・ロッソで、僕自身はリジェでデビューしたし、セナもトールマンからキャリアを始めたんだからね」
「F1ドライバーは世界に24人しかいないし、チャンスがあるなら逃してはいけないんだ」
「われわれには選択肢が2つあったが、マルシャの方が価値はあると思った」
45歳のパニスは、2012年シーズンを通じてピックに帯同すると見られている。