F1コスト削減はレッドブルの独走阻止が狙いだった?

2011年12月10日(土)

F1チームによって組織され、ルールや商業面の問題などを話し合う機関であるFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)からレッドブルが脱退したのは、ほかのチームがレッドブルの空力分野における独走を阻止しようとしたためだった可能性がある。

これは、レッドブルのF1コンサルタントを務めるヘルムート・マルコの発言によるもので、マルコはF1のコスト削減案(リソース・リストリクション・アグリーメント/RRA)に関する話し合いが物別れに終わった点にも触れている。

レッドブルはコスト削減規則の複数の条項に違反しているとの非難も浴びており、コスト削減案についての話し合いは2011年シーズン最終戦が行われたブラジルで決裂した。

『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙によると、マルコはレッドブルが独走状態にあったために、コスト削減案に関する話し合いが進むにつれてほかのチームから非難の的になっていったのだと考えている。

「われわれは空力面でトップに立っているから、ほかのチームはわれわれの空力(における開発)を止めたかっただけなんだ」とマルコは語った。

レッドブルにとっては政治的に落ち着かない時期だが、ドライバーのマーク・ウェバーはそんなことはどこ吹く風、とオフシーズンの休暇を楽しんでいる。

チームのFOTA脱退について『Daily Mail(デイリー・メール)』紙に尋ねられたウェバーは「たいしたことじゃないさ、僕には関係ない」と余裕を見せた。

「(チームのFOTA脱退を)全く知らなかったよ」

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