F1アメリカGPに向けた建設作業が再開

2011年12月09日(金)

2012年にアメリカGPの開催が予定されているテキサス州オースティンで、サーキットの建設工事が再開されようとしている。

アメリカGPを開催予定のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ建設工事は、アメリカGPを企画したプロモーターのタボ・ヘルムンド、サーキットの新たな管理者および投資者、さらにF1最高責任者のバーニー・エクレストンの間で起こった紛争によって中断されていた。

しかし、その紛争も、期限とされていた7日(水)までになんとか決着し、2012年11月にオースティンでアメリカGPを開催することが統括団体FIA(国際自動車連盟)によって正式に承認された。

地元の『KVUE』は、サーキット・オブ・ジ・アメリカズのスポークスマンであるジェフ・ハーンの「われわれは合意した」との声明を掲載している。

さらに、『Austin American Statesman(オースティン・アメリカン・ステイツマン)』紙も次のようなエクレストンのコメントを掲載した。

「そう、レースは開催されることになる。10年は続くことを期待している」

共同設立者のボビー・エプスタインによれば、それらのニュースはアメリカGPにとってよい知らせであるが、それはエクレストンが勝利したということでもあるという。エプスタインは次のように述べている。

「エクレストン氏はたくみな交渉者だ。彼の会社が最大の利益を得るためにとても激しく闘う」

地元のメディアが伝えるところによれば、このニュースが明らかになったことを受け、サーキットの建設現場には重機が再び運びこまれているという。

しかし、ここ最近の遅れにより、来年11月18日に初開催が予定されているアメリカGPに向けての準備期間はより一層厳しいものとなっている。だが、「建設会社はちゃんと完了させることができると言っていた」とエプスタインは語った。

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