F1ボス、消滅危機のアメリカGPに猶予

2011年12月02日(金)

F1最高権威者であるバーニー・エクレストンが、消滅の危機に直面しているアメリカGPの主催者側に対し、契約締結の期限を延長した。『AP通信』が当初の期限と言われていた11月30日(水)に報じた。

報道によると、新たな期限は1週間後の12月7日(水)だという。この日はF1を統括する団体FIA(国際自動車連盟)の世界モータースポーツ評議会が実施される予定で、エクレストンも次のようにコメントし、評議会までにはっきりさせたいという様子がうかがえる。

「われわれも(アメリカGPの)開催を何とか実現させたい。主催者はお金とペンを用意すればいい。もしこの日までに締結できなければ消滅だ」

2013年はニューヨークでの開催が決定しているが、F1チームが組織するFOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)の代表マーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン/チーム代表)による「F1は米国で開催すべきだ」という強い要望を受けて、今回の期限延長が許可された。

ウィットマーシュは『L’Equipe(レキップ)』に対し次のように語っている。

「バーニーは近日中にアメリカGPの主催者と会う。そこで話がまとまって欲しいね。このグランプリが消滅してしまうのはわれわれ全員にとって痛手だ」

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