ナレイン・カーティケヤンは、F1復帰の可能性をまだ諦めていない。
2005年のF1デビューから6年、34歳のカーティケヤンは2011年シーズン序盤にHRTからF1レース復帰を果たしたが、シーズン終盤中盤からダニエル・リチャルドがカーティケヤンの代わりに出走。カーティケヤンはシートを奪われる形となった。
その後、母国インドで開かれたインドGPでは、スポンサーが資金を提供する形で一戦限りの復帰が実現していた。
カーティケヤンは、「(インドGPが)僕のようにインド企業とつながりのあるドライバーを助けてくれたし、いくつか検討している選択肢もある。まだ何も確定していないけれど、なんとかしようとがんばっているんだ」と話した。
2012年のレースシートに空きがあるのはHRTとウィリアムズだが、HRTは来季からF1に復帰するペドロ・デ・ラ・ロサのチームメートを発表する様子はない。そんな中、HRTのみと交渉しているというカーティケヤンは状況を見守る姿勢を崩していない。
「ほかのチームとは直接話をしていない。それは、僕のマネジメント担当がするべき仕事だからね。僕は今、他の事に集中しているんだよ」