ヤルノ・トゥルーリ(ロータス)がF1キャリア終了後も別カテゴリーでレースを続けると語った。
2010年は新チームのロータスで走り、ベテランドライバーのトゥルーリは、自ら不本意なシーズンだったと認めている。さらに、いつまでも下位グリッドに沈んでいるつもりはないとキッパリ答えた。
「一年は我慢できても、次の年は勘弁してほしいね」と、イタリアの『Gazzetta Sportiva(ガゼッタ・スポルティーバ)』紙にトゥルーリは語った。
36歳になるトゥルーリは1年契約を更新したが、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙によれば、他のシリーズにも興味があるという。
「NASCAR(米ストックカーシリーズ)は楽しい体験だった」と、トゥルーリは2009年シーズン終了後に最高峰スプリントカップのマシンをテストしている。
「レースコンセプトは180度異なる。それが新しいモチベーションを与えてくれるかもしれない。あとはDTM(ドイツツーリングカー選手権)や長距離レースかな」
ルノーやトヨタで走ったこともあるトゥルーリは、ここ1、2年でF1は“誤った方向”に転換したと考えている。
「契約書の意味はどんどん薄れている。興味があるのは、いろんな“お子ちゃま”ドライバーが持参する大金だけさ」
「優れたドライバーを抱えるのは4チームだけだ。残りはレベルが、ガタ落ちだよ」とトゥルーリは語った。