ヤルノ・トゥルーリ(チーム・ロータス)が2012年もレースに出走できるのか疑問視する声が上がっている。
チーム・ロータスはトゥルーリとの契約更新を伝えるプレスリリースを9月に出しているが、322個の英単語でつづられたこのリリースが契約更新の事実を伝えるのみで、トゥルーリがレースに出るとは明記されていない。そのため、トゥルーリは2012年もチーム・ロータス(2012年からはケーターハムに名称変更)に所属するが、それはレースドライバーとしてではない、と深読みすることもできる。
37歳のトゥルーリは自身とチームの契約について次のように話している。「少なくともあと1年はチームの進化を助けることができる。誇りに思うし、次の挑戦が楽しみでしかたない」
そんななか、トゥルーリの母国イタリアで権威のあるウェブサイト『422race.com』に新たなうわさが掲載された。
この記事ではトゥルーリの2012年のレースシートは危ういと伝えており、その理由に高額のスポンサーを持ち込めるドライバー達を挙げ、ジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン)、レッドブルの強力な支援を受けるダニエル・リチャルドとジャン・エリック・ベルニュなどがトゥルーリに代わって出走する可能性を指摘している。
しかし、トゥルーリのマネジャーを務めるルチオ・カヴートはこの報道をきっぱりと否定した。
「2012年のヤルノの立場は話し合うまでもない。契約はすでに済んでいる」