ヤルノ・トゥルーリ(チーム・ロータス)は、自身の将来について近日中にも「何らかの発表」が行われることをほのめかした。
チームの2011年型マシンに苦慮しているトゥルーリだが、ハンガリーGPで導入された新パワーステアリング・システムには、以前よりは満足な様子だった。
一戦前のドイツGPではカルン・チャンドックにシートを譲ったトゥルーリだが、その時もチーム代表のトニー・フェルナンデスは、トゥルーリとの契約更新を示唆していた。
トゥルーリは、仏自動車雑誌の電子版『autohebdo.fr』で次のように話している。「僕の将来に不安はないよ。ただ、自分自身を向上させたいんだ」
「発表は来週以降にあるだろう。今のところ、置かれている状況には満足している。チームとの仕事に集中するだけだ」
シーズン残りの目標は、レースを楽しむことだという。
「レースを楽しみたいよね。(ハンガリー以前は)楽しくなかったし。シルバーストン(イギリスGP)が一番しんどかった。どうしていいか分からなかったよ。まるで僕が僕じゃないみたいだった」
一方、『globoesporte.com』によると、チーム・ロータスの技術責任者マイク・ガスコインは、2012年になれば同チームが中団に食い込むだろうと自信をもって語ったという。
「2010年型からガラッと変えた今年のマシンとは違って、来年は今季型の発展形になる。ギアボックスからエンジンまで同じさ」
「一からのやり直しじゃなくて、細部に焦点を合わせながら速さを突き詰めることができるんだ」