ルノーF1から生まれ変わったロータス・ルノーGPが最近に発表したブラック&ゴールドのカラーリングが、タバコ広告を禁じるカナダの法律に違反している可能性がある。カナダの『Globe and Mail(グローブ・アンド・メール)』が報じた。
ロータス・ルノーGPは最近、今シーズンのカラーリングを正式発表。かつてロータスが1970年代から1980年代にかけて使用していた、ブラック&ゴールドのカラーリングになっている。これは、当時のロータスがインペリアル・タバコをスポンサーにしていたことから、同社のブランドであるジョン・プレイヤー・スペシャル(JPS)のイメージカラーを採用したものだった。
だが、グループ・ロータスのダニー・バハールCEOは最近、「タバコ広告の可能性があるネガティブな意味は含まれていない」とコメントし、ロータス・ルノーGPのカラーリングがJPSを示すものではないと語っていた。
しかし、カナダ保健省の報道官は、もしカナダGPを走るF1マシンがタバコのパッケージと似ていた場合、「タバコ法違反の有無を検査官が詳しく調査する必要があるだろう」と語っている。
一方、インペリアル・タバコの広報も次のようにコメントした。
「タバコのパッケージに似たものを使えば、確実に法律違反だ」
「もし私がロータス(ルノーGP)であったら、懸念材料になっただろう。彼らはカナダの法律を把握していたのだろうか?」