昨年までルノーとしてF1を戦い、今季はロータス・ルノーGPに生まれ変わるチームの所有構造について報道がされたところ、チーム代表のエリック・ブーリエがその火消しに乗り出した。
『Autosprint(オートスプリント)』誌が、仏自動車メーカーのルノーSAは先日、保有していた残りのF1チーム株式をルクセンブルクの投資会社ジェニイ・キャピタルに売り渡したと記事で報じたのだ。
それまでは、新スポンサーのグループ・ロータスが既にチームの株式を取得したのか、あるいは単に将来そうするつもりだけなのか、明確な情報が出ていなかった。
しかし『Autosprint(オートスプリント)』の記事ではっきりした。ジェニイが株式の100%を持っているのだ。
「ルノーはF1で資金の使いみちについて再検討を決めた。そして、残り25%の株式をジェニイ・キャピタルに売ることにしたのだ」と、ブーリエは言う。
ブーリエによると、グループ・ロータスと交わした長期契約は今のところ、もっぱらスポンサーシップについてのもので、いずれは「ロータス・カーズが株主になる」可能性もあるらしい。