エイドリアン・スーティルが2011年、フォース・インディアに残留するという発表がすぐにでもなされると見られている。
フォース・インディアのCOOを務めるオットマー・サフナウアーはスーティルについて、「彼は時に正直すぎる」としながら、次のように『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へ語った。
「ドライビングの面では、スーティルはアロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)、ハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)、ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)、そしてクビサ(ロバート・クビサ/ルノー)といったF1でトップクラスのドライバーに匹敵する」
フォース・インディアのチーム代表であり、オーナーでもあるビジェイ・マリヤも同誌に、スーティルには満足していると述べた。
「彼はチームとともに成長している。また、われわれの開発に貢献してくれているよ」
「彼はまた、個人的にも成長しており、このことを歓迎している」とマルヤはコメントした。
その一方、母国ドイツのリポーターを愛車のテックアート・ポルシェ911 GT2に乗せ、スイスの自宅近くを走ったスーティルも、フォース・インディアの進歩を高く評価している。
「組織的にもよくなっているし、メルセデス(エンジン供給者)やマクラーレン(技術パートナー)が僕たちを助けてくれる。僕たちのデザイン部門もプロとして懸命に働いているよ」
2009年にチームメートを上回る成績を残したスーティルは、再び表彰台に上がるチャンスに期待していることを認めた。
「集団の中で遅れているかと思えば、突然、優勝に手が届くところにいたりする。とても興奮したし、予選で完ぺきなラップを走れなかった時は驚いたよ」