自身初のワールドチャンピオンの座を手にしたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)はもっと強くなる、と語るのはエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)だ。
ベッテルとは同じドイツ人同士であるスーティルは、友人であるルイス・ハミルトン(マクラーレン)が2011年のタイトルを獲りにくると語っていた。
しかし、ワールドチャンピオンであるレッドブルは今年も記憶に残るようなクルマを作ると明言しており、新チャンピオンであるベッテルもまた強さを増すだろうとスーティルは話している。
「去年のベッテルは、予選のスペシャリストと言われるマーク・ウェバー(レッドブル)に対しても予選で強さを見せていた。今や全てのプレッシャーがベッテルの肩から落ちたよ。2位に終わった2009年の後、強いクルマを持つ(2010年の)ベッテルに誰もが多くを期待した」
「今こそベッテルは動き出すと僕は思うよ。チャンピオンの肩書きを手に入れたベッテルは、より肩の力が抜けてより強くなると思うんだ」
スーティルがそう話す一方で、トロ・ロッソの元共同オーナーであるゲルハルト・ベルガーは、間もなく始まるテストにおいて、レッドブルの競争力を確実に示すものではない、との指摘を一蹴した。
「現時点で一番速いクルマは、シーズン終了時にも一番速いクルマだ」とベルガーは主張している。