フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が次のフェラーリドライバーになるとうわさされていることは「まったくありえない」と主張している。
内部関係者は、モンテゼモーロとベッテルの最近のコメントを、お互いに言葉遊びをしているようだと考えている。
しかし、フェラーリの新車F150がマラネロで発表され、フィオラノ・サーキットでフェルナンド・アロンソが新車デビューを果たしたことで、モンテゼモーロは28日(金)、新チャンピオンとなったベッテルがすぐにも移籍してくるという憶測を一蹴した。
モンテゼモーロは、「(次のフェラーリドライバーは)フェラーリ・ドライバー・アカデミーから上がってきて欲しいね。それこそ、まさにトップスターだよ」と語っている。
フェラーリ・アカデミーの新鋭は、21歳のフランス人ドライバー、ジュール・ビアンキで、2011年はフェラーリのテストドライバーとして契約している。
ベッテルについて、モンテゼモーロは次のようにコメントしている。「何も進行していることはないね。もっとも、昨年、すばらしいシーズンを送り、アブダビでの最終戦から勝ち方を知ったという事実にはお祝いを言いたいがね」