専門誌によると、フェラーリのレース戦略担当だったクリス・ダイヤーは、ファクトリー勤務となり、「製造部門」へ配属されるようだ。
レース戦略の失敗が響き、2010年に所属ドライバーのフェルナンド・アロンソがタイトルを取れなかったことで、オーストラリア人のダイヤーはトラックエンジニアリング責任者を解任された。
フェラーリ側は、ダイヤーには2011年、新たな役職が与えられるとしていた。
ダイヤーはかつて、ミハエル・シューマッハ(現メルセデスGP)やキミ・ライコネンのレースエンジニアを務めていた。しかし、ダイヤーの新たな役職は、チーム本拠地で製造部門に携わることだとフィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙のベテラン記者であるヘイキ・クルタが報じた。
またクルタは、シューマッハがダイヤーのメルセデスGP加入を歓迎するだろうとも伝えている。
ダイヤーの後任のエンジニアリング担当は、元マクラーレンのパット・フライと元レッドブルのニール・マーティンが務める。