ピレリのマルコ・トロンケッティ・プロベーラ会長は、今年のF1で同社がフェラーリをひいきするとの憶測を否定した。
フェラーリは、2011年型車にF150の名をつけた。これは、フェラーリの母国イタリアの国家統一150周年を記念するものであり、リアウイングの裏側にはイタリア国旗も描かれている。そして、今年からF1へタイヤを供給することになったピレリもイタリアのメーカーであるため、ピレリがフェラーリをひいきするのではないかと懸念する関係者もいた。
しかし、トロンケッティは『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』へ、次のようにこういったうわさを否定する。
「われわれは企業だ。国家ではない」
いよいよ2月1日(火)からは合同テストも始まり、F1が本格的に開幕へ向けて動き出すが、タイヤ開発の進み具合には満足だとトロンケッティは加えている。
「非常に限られた時間の中だったが、(タイヤには)素晴らしいパフォーマンスがあるとドライバーも言っている」とトロンケッティは胸を張った。