ピレリへの移行は「ビッグチームに不都合」とフェルナンド・アロンソ

2011年03月02日(水)

F1のタイヤサプライヤーがブリヂストンからピレリへ変更されたのは、「大規模なチームにとって良いことではない」。そう信じるのはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だ。

新しくF1タイヤの供給元になったピレリの2011年型タイヤは、性能低下が激しいとして多方面から攻撃の的となっている。母国スペインでスポンサー主催のイベントに出席したアロンソは、現地の報道陣へ次のように述べたとされる。

「きっとピットストップが大幅に増えるよ。1回のレースで3回から4回ぐらいかな。これじゃあ大きなチームはたまらない。レースがめちゃくちゃになる。サッカーで言えば、30分に1回PKをやるようなもの。そんなことがバルサ(バルセロナ)とレアル・マドリードの試合で起きたら、両クラブはどう思うだろう。誰かが得するとしたら、それは小チームだよ」

開幕時に考えられる勢力分布について、アロンソは予想できずにいる。

「ほかの年なら、少しは予想がつくんだけれどね。今年はあまりに多くの不確定要素がありすぎる。可変リアウイング、タイヤ、KERS(運動エネルギー回生システム)・・・、考えるだけムダだよ」

「ひとつはっきりしているのは、僕らのマシンは信頼性に優れている。そのことには満足だ。でも、ほかと比べて速いか遅いかと問われれば、どうだろうね」

去年から一番進歩したチームをきかれるとアロンソは、こう答えた。「ロータス・ルノーGPとトロ・ロッソだ」

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