フェラーリに平等な待遇を訴えるフェリペ・マッサ

2011年02月16日(水)

2011年のフェラーリはフェルナンド・アロンソと同等のナンバー1待遇を与えよと、フェリペ・マッサがまたも訴えている。

アロンソはフェラーリで初年度の昨季にタイトル争いを繰り広げたのに比べ、チームの先輩マッサは目に見えて苦しんでいた。

だが報道によるとマッサは新しいピレリタイヤがお気に入りで、最近”F150thイタリア”と改名した新車で快調にテストをこなしている。

しかしマッサは、昨年ホッケンハイムリンクでのドイツGPでアロンソに順位を譲るようチームから命令されている。この一件がきっかけとなって2011年以降はチームオーダーがOKとなる決定がFIA(国際自動車連盟)によって下され、物議を呼んだ。

だがマッサは、フェラーリの永久ナンバー2になるつもりはないと、次のようにイタリア『La Stampa(ラ・スタンパ)』紙に語る。

「あまりに早くナンバー1を決めてしまうと、タイトルのチャンスが、2つからひとつに減ってしまう」

マッサは以前、2010年の不振をブリヂストンのタイヤが原因だとしていた。しかし、このインタビューでは、昨年のパフォーマンスについて「全面的な責任」は自分にあると語っている。

「自分の実力についてだが、僕は勝ち方を知っている。レースも、チャンピオンシップもね」

2008年はルイス・ハミルトン(マクラーレン)を相手に、もう少しでタイトルに手が届くところだった。

マッサは、新しいピレリタイヤの印象を次のように述べている。「ブリヂストンと比べたら、僕に合っているね。まるで、僕が気に入るように作られたタイヤだよ」

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