フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、現世界チャンピオン、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の才能を認めながら、チームメートのフェリペ・マッサに言及。マッサもまたトップに位置するドライバーだと語った。
フェラーリの在籍歴はアロンソよりも長いマッサだが、最近2年は、絶対的ナンバー1ドライバーのアロンソに比べて苦戦気味。しかし、アロンソはこれを否定する。
「マッサが与(くみ)しやすいとは思わないね。速さで僕らは、とても接近している。コンマ1秒差というときも、しばしばだ。彼は、僕が今までに組んだ中でも最高と言えるチームメートだよ。運転のスタイルはかなり違うけど、互いによく協力してやっている」とアロンソは『Auto Bild(アウト・ビルト)』に語る。
一方、現役時代はマクラーレンとフェラーリに所属し、トロ・ロッソのチームオーナーだったこともあるゲルハルト・ベルガー(オーストリア)は、『The Sun(サン)』紙のインタビューを受けている。
ベルガーは、自身が選ぶ現在のトップ3ドライバーから史上最多となる7度のタイトルを獲得したミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)を外したほか、理想のチーム・ラインアップでは、アロンソという選択肢をためらっている様子だ。
「仮に私がF1チームを持っていたとしよう。ナンバー1にはルイス(ハミルトン/マクラーレン)を選ぶよ。チームメートはセバスチャン・ベッテルだ。いや待てよ、それはマズイかな。チーム内バトルで大混乱になるね!」
「私が見るところ、現在のF1でトップ3はセブ(べッテル)、アロンソ、ハミルトンの3人だ。ベッテルのドライビングは完ぺき。アロンソは細かいミスで損をしているが、セブほどマシンに恵まれていない面もある」
「追い越しの才能にかけては、ルイスが最高だ。しかしそれには多大なリスクが伴う。うまく行くかマシンを壊すか、成功率はフィフティ・フィフティだね」