ロータス・ルノーGPが発表した2011年型車R31。スポーツカーメーカーのロータスがパートナーになり、かつてチーム・ロータスが採用していたブラック&ゴールドのカラーリングを復活させたが、マシン名のつけ方はルノーF1時代のものを踏襲した。
昨年にレッドブルが採用して話題になったプルロッドをリアサスペンションに導入している。
シャシー
ロータス・ルノーGPによって成型されたカーボンファイバーとアルミニウム・ハニカムコンポジットで製作。最小限の重量で最大限の強度を発揮するように設計されている。RS27-2011 V8エンジンもストレス・メンバーとして搭載。
フロントサスペンション
プッシュロッドシステムによるインボード・ロッカー制御、カーボンファイバー製ダブルウィッシュボーン。モノコック内に設置されたトーションバーとダンパーに接続される。アルミニウム製アップライト。OZ製マグネシウム・ホイール。
リアサスペンション
トーションバーによるプルロッドと、ギアボックス・ケーシングに横向きに設置されたダンパーユニット制御、カーボンファイバー製ダブルウィッシュボーン。アルミニウム製アップライト。OZ製マグネシウム・ホイール。
トランスミッション
バックギア付きチタン製7速セミオートマチック・ギアボックス。ギアシフトを最小の時間で行うため、「クイックシフト」システムを搭載。
燃料システム
ATL製ケブラー強化ゴム燃料タンク
冷却システム
サイドポッドに分離型オイルおよび冷却水ラジエーターを搭載。クルマが前進する際の気流を冷却に利用。
電子機器
MES(マクラーレン・エレクトロニック・システム)マイクロソフト製、標準ECU
ブレーキシステム
カーボン製ディスクおよびパッド、APレーシング製キャリパー、APレーシングおよびブレンボ製マスターシリンダー
コックピット
解剖学的に成型されたカーボンファイバー製、取り外し可能ドライバーズ・シート。OMPレーシング製6点支持シートベルト。ギアチェンジおよびクラッチパドル、リアウイング調整スイッチ付きステアリングホイール。
KERS
モーター発電機をエンジン前部に搭載。バッテリーにエネルギーを貯蔵。ルノー・スポールF1製モーター発電機。マニエッティ・マレリ製制御機器。
フロントトレッド | 1,450mm |
リアトレッド | 1,400mm |
全長 | 5,100mm |
全高 | 950mm |
全幅 | 1,800mm |
重量 | 640kg(ドライバー、カメラ、バラスト含む) |
型式 | RS27-2011 |
排気量 | 2,400cc |
構造 | V型8気筒 |
バンク角 | 90° |
重量 | 95kg |
最高回転数 | 毎分18,000回転 |
ECU | MES(マクラーレン・エトクトロニック・システムズ)製SECU |
燃料 | トタル |
オイル | エルフ(トタルのブランド) |
バッテリー | ロータス・ルノーGP製 |