1日(火)にバレンシアでのF1合同テスト初日を終えたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が、ピレリタイヤに苦言を呈した。
F1では、昨年までブリヂストンがタイヤを供給していた。しかし、2011年からはピレリがタイヤサプライヤーになる。2010年の最終戦直後には、アブダビでピレリタイヤを使用した合同テストも行われたが、摩耗の激しさを指摘する声もあった。
アブダビでのテスト後もピレリは開発を続けており、今回のバレンシアテストに持ち込まれたタイヤは昨年のアブダビでテストしたものは違うとのことだ。実際に、バレンシアテストにマクラーレンから参加しているゲイリー・パフェットは、摩耗の問題は改善していると話していた。しかし、アロンソはまだ不満があるようだ。
「パフォーマンスの低下がかなり激しいんだよ。特にリアが顕著だね。それに、ラップタイムも安定しない」とアロンソは語った。
また『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、今回のテストに持ち込まれたピレリタイヤは数が少ないため、クルマのセットアップを試していくことができないともアロンソは語っていたようだ。