ラリーでクラッシュし、重傷を負ったロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)の手術を担当したイゴール・ロッセロ教授が、手術の内容について説明した。『grandprix.com』が報じている。
クビサはまず骨を再建する処置を受け、その後、筋肉や神経の損傷に対する処置を受けた。また、これと同時に複雑骨折している脚や腕の処置も行われたとのこと。当初は手を切断する可能性もあったが、手の血流も戻っており、ひとまずは切断を免れている。
しかし、手を切断する可能性は100%なくなっておらず、ロッセロ教授は、次のようなコメントを残した。
「彼の手を救えるか、少なくとも1週間は経過を観察する必要がある」
「手の機能を回復できるのかについては、神経の損傷が大きな焦点になる。リハビリは比較的長いもの、おそらく1年になるだろう。彼は多発性の外傷と、いくつかの関連した損傷を負った状態で運び込まれた。必ずしもさらなる手の手術を受ける必要はないが、もし必要になれば手術を行う」