フォース・インディア、VJM04は「すべてが変わっている」

2011年02月09日(水)

フォース・インディアがテクニカルディレクターであるアンドリュー・グリーンが、2011年型車VJM04の開発について語った。

アンドリュー・グリーン
「すべてが変わっているが、見た目には分からない部分が多い。見た目に分かりやすい部分は、従来のロールフープから板状のものに変更した点だ。これによって、従来のものを採用した場合よりもパッケージ面である程度の恩恵がある」

「また、Fダクトの禁止にともない、エンジンカバーも変えた。だが、変わったものの大部分がボディーの下、誰も気付かないであろう部分にある」

「ピレリタイヤの潜在的なパフォーマンスを最大限に引き出すことにも、全力で取り組んだ。これを実現するため、新しい上級タイヤエンジニアとして、ジュン・マツサキを採用した。彼が、開発を率いていく。最近のバレンシアで行ったテストは、いい学習の場になった」

「メルセデスのKERS(運動エネルギー回生システム)は、非常に強力なシステムになっているようで、われわれも満足している。シミュレーターでの走り込みを重ねているので、ドライバーはKERSの使い方をよく分かっている。効果を得る面でも、クルマに搭載するという面でも、うまくできたと思う。2009年よりも小さく、軽くなっており、車体側での妥協も非常に少ない」

「昨シーズンは終盤に向けて、相対的なパフォーマンスが低下してしまった。理論的には、クルマのパフォーマンスは向上していたが、それがコース上で現れなかったのだ。そのため、クルマに何が起きていたのか、何が原因になっていたのか徹底的に確認した」

「基本的には、ブロウンディフューザーの性能をきちんと引き出せていなかったことが分かった。また、こういったパフォーマンス低下を防ぐため、冬の間に空力面の哲学を変えている」

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