フォース・インディアが2011年の所属ドライバーを発表。事前に予想されていた通り、エイドリアン・スーティルとポール・ディ・レスタがレースドライバーになり、ニコ・ヒュルケンベルグがリザーブドライバーになる。
スーティルは、フォース・インディアの前身であるスパイカーから2007年にF1デビュー。雨で強さを見せるなど、下位チームに所属しながらもドライバーとしての評価は決して低くなく、上位チームへの移籍がうわさされることも多いが、スパイカー時代から数えて、フォース・インディアでの5シーズン目を迎えることになる。
ディ・レスタは、昨年もフォース・インディアに所属し、リザーブドライバーを務めていた。F1でも数戦で金曜のフリー走行にフォース・インディアから出走しながら、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦し、タイトルを獲得している。
また、リザーブドライバーとして加入したヒュルケンベルグは、昨年にウィリアムズでF1デビューを果たしていた。ブラジルGPでポールポジションを獲得するなどの活躍を見せたが、多額の資金を持ち込んだパストール・マルドナードにウィリアムズのシートを奪われている。
一方、昨年にフォース・インディアのレースドライバーを務めたビタントニオ・リウッツィは、2011年の契約をフォース・インディアと結んでいたものの、シートを失うことになった。今年のリウッツィの活動については、まだ明らかになっていない。