2007年のマクラーレンでルイス・ハミルトンと激しく敵対したフェルナンド・アロンソ(現フェラーリ)の暴露報道が今ごろになって登場。しかし、アロンソ本人は沈黙を貫いている。
新しく発売されたF1最高権威バーニー・エクレストンの伝記本『No Angel』で著者のトム・バウワーは、4年前のハンガリーGPでアロンソが、ハミルトンのマシンに細工をしてガス欠にするよう、当時のチーム代表であるロン・デニスに迫ったと記しているのだ。
さらにこの著書は、フェラーリに対するスパイ事件で証拠となった電子メールのことを黙っている代わりに、自分をチーム内で優遇された扱いを受けられるナンバー1ドライバーに据えるよう、アロンソがデニスを脅したとしている。
スポンサーのイベントでマドリードを訪れたアロンソは地元スペインのメディアに、「ほかの国から漏れ聞こえてくることなんか知らないね」と語ったとされる。
特に、本に書かれたバウワーによる非難についてアロンソは、「分からないよ。誰もがやりたい放題だからね」と付け加えている。