マレーシアGPの決勝後、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)とフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が20秒加算のペナルティーを受け、この結果として小林可夢偉(ザウバー)の順位が7位に繰り上がった。
『Autosport(オートスポーツ)』によると、マレーシアGPのレース終盤にハミルトンとアロンソがバトルを繰り広げた際、ハミルトンがストレート上で複数回、進路を変更したため、ドライブスルーのペナルティーを科された。
F1では、バトル時の進路変更は1回までと規定されている。昨年にもハミルトンは、同じくマレーシアGPの際にホームストレートで複数回の進路変更を行い、警告を受けていた。
また、アロンソに対しては、その後のハミルトンとの接触の原因になったとして、同じくドライブスルーのペナルティーが科されている。
しかし、レース後に決定したドライブスルーのため、規定により7位でレースを終えたハミルトンと6位でレースを終えたアロンソには20秒加算の処分が下された。これにより、アロンソの順位は変わらないものの、ハミルトンは8位へ順位を下げ、8位でレースを終えていた可夢偉が7位へ繰り上がることとなった。