いつも構えたところがあるザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーだが、レッドブルの新車RB7は「敵なし」と白状、F1界の誰もが抱く思いを代弁した。
その一方で『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙は、ここ最近のシーズン前テストで得たデータを元に、平均ラップタイムで最速はフェラーリだと報じている。
レッドブルはメルセデスGPに次ぐ3位に過ぎず、ディフェンディング・チャンピオンであるレッドブルは本当の実力を隠しているとの見方を裏付けた形だ。
マクラーレンは、ロータス・ルノーGPやトロ・ロッソよりも下位で、そのすぐ背後にはコンマ1秒差でウィリアムズが迫っている。
スペインの『AS』は、9日(水)のバルセロナテストで最速だったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のこんなコメントを載せている。
「大きな信頼性の問題もなく、僕らはたくさんのラップ数を消化した。かなりスピードもありそうだけど、他チームに比べて僕らがどのあたりにいるか本当に理解するにはオーストラリア(開幕戦)、マレーシア(第2戦)、あるいはその後の上海(第3戦)まで待つ必要があると思う」
『Autosprint(オートスプリント)』誌は、RB7が勝てるマシンであるのは火を見るより明らかじゃないかとの執ような問いに対する、ベッテルのこんな返答を報じている。「まだひとつもレースを戦っていないのに、どうしてそんなことが言えるのかな?」
この記事は、1周あたりの速さでレッドブルのマシンが、一番接近しているフェラーリの新車150°イタリアをコンマ6秒上回っているとも伝えていた。