ウィリアムズも、レッドブル流の排気システムを採用することになりそうだ。
当初のテストでレッドブルからコンマ数秒遅いことが判明し、フェラーリはあわててレッドブル流の排気システムをコピーしたと伝えられており、現在バルセロナで行われているテストで、この排気システムを搭載しているとみられる。しかし、ウィリアムズも同じようなシステムを採用するようだ。
ウィリアムズの技術責任者を務めるサム・マイケルは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に、「われわれはCFD(数値流体力学)で、すべてのバリエーションを試しているんだ」と語り、次のように締めくくった。
「最も効率のいい処理は、レッドブルのものだった」
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ウィリアムズが10日(木)にこのシステムをデビューさせると伝えていた。
また、メルセデスGPも今週に排気レイアウトをテストするとみられている。これは、レッドブルとロータス・ルノーGPのアイデア両方取り入れたものになっているようだ。
その一方、フェラーリの技術部門責任者アルド・コスタは、同チームの新排気レイアウトがレッドブルのコピーであることを否定し、「このパッケージは前から計画されていたもの」と語った。
その真偽は別にして、フェラーリは今週、コスタ、ニコラス・トンバジス(チーフデザイナー)、そしてパット・フライ(エンジニアリング責任者)といった主要エンジニアを含め、80名もの大所帯でバルセロナに乗り込んでいる。