ザウバーの失格問題、技術責任者解雇とのうわさも

2011年03月31日(木)

2011年F1開幕戦オーストラリアGPにおいて、2台そろって入賞圏内でレースを終えながら、レース後の検査で技術違反が発覚し、失格処分を受けたザウバー。その損失は非常に大きいようで、技術責任者の進退問題に発展するのではとの意見も出てきた。

開幕戦でのダブル入賞に喜ぶザウバーを襲った悲劇。リアウイングの一部が、わずか数ミリメートル規則の寸法を満たしていないことが発覚し、レース後になって失格処分を言い渡された。

当初、ザウバー側はこの処分に対して控訴する意志を示したものの、調査の結果、製造時のミスにより規則に違反していたことが事実であると判明。失格処分を受け入れると発表した。

しかし、現在のF1では中団グループが激しい戦いを繰り広げており、多くのチームが1ポイントを争って戦っている状況だ。そのため、7位と8位でレースを終え、10ポイント獲得するはずだったザウバーの損失はばく大なものになると『Blick(ブリック)』は試算する。

そんな中、今回のミスによってザウバーの技術責任者ジェームス・キーが解雇されるのではとの意見も出てきた。キー解雇の可能性について、ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーは、疲れ果てた様子で次のように答えた。

「私にどう答えろというのだ?」

「この問題に対処できる精神状態になるには、数日間かかるだろう」

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース