レッドブル、KERSの自信を深める

2011年04月04日(月)

レッドブルは、KERS(運動エネルギー回生システム)に対する自信を深めているものの、マレーシアGPの予選と決勝でKERSを搭載するのかまだ決めていないようだ。

2011年からF1に復活したKERS。しかし開幕戦オーストラリアGPでレッドブルは、信頼性に不安があるとして、予選と決勝はKERSを搭載せずに戦った。それでもセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がオーストラリアGPのポールポジションを獲得し、そのまま優勝を果たしている。

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは『BBC』へ、次のようにこの決断を振り返った。

「リスクがあったので、このシステムを使わないことに決めた。メルボルン(オーストラリアGP開催地)のようなサーキットでは、スタート時を除き、KERSの効果が非常に限定されたものになるためだ」

「(オーストラリアでは)金曜にKERSを使い、問題は起きなかった。われわれがKERSにあまり自信を持てなかったのは、単純に走行距離が足りていなかっただけだ」

しかし、今ではKERSへの自信を深められたとして、ホーナーはこう続けている。

「今ではその走行距離も重ねられ、すべてのパーツを検査したので、自信を深めることができた。マレーシアで金曜(8日)に問題なく機能すれば、マレーシアの週末に(レッドブルのKERSが)レースデビューを果たす」

「実質、80馬力を自由に使えることになる。ラップタイムに換算すればコンマ3秒からコンマ4秒だ。もちろん、できるだけ早く搭載したいと思っているが、もしレースへ向けた準備が整っていないと感じられる場合は、パフォーマンスや信頼性を犠牲にしたくない」

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