セバスチャン・ベッテル、F1ドライバーによるストライキの可能性を否定せず

2011年04月04日(月)

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、F1ドライバーがストライキを起こし、レースをボイコットする可能性が完全にはなくなっていないと語った。

今季のF1には、KERS(運動エネルギー回生システム)が復活したほか、可変リアウイングが導入されたことから、コックピット内でドライバーが操作しなければならないスイッチなどが増加し、危険だとの意見が出ている。

これを受け、F1ドライバーによって組織され、安全面などの問題に取り組んでいるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)で理事を務めているベッテルは開幕戦オーストラリアGP前、F1ドライバーによるストライキの可能性がゼロではないと語っていた。

そしてベッテルは3日(日)、『Die Welt(ディー・ヴェルト)』へ次のように話している。

「もし危険な状態にまで状況が悪化したら、僕たちには自分たちの立場を主張する力があると思う」

ベッテルによると、「危険な状態が変わらなければ、レースをしない」という選択肢が最終手段になるという。さらにベッテルは、こう続けていた。

「今のところ、僕たちは連盟側(FIA/国際自動車連盟、F1統括団体)と意見を交換し、納得できる解決法を探っている」

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース