8日(金)に行われるマレーシアGPのフリー走行に、「実験的ハードコンパウンド」を持ち込むことをF1のタイヤサプライヤーであるピレリが明かした。
先月には、ピレリが現在最も硬いハードコンパウンドよりも硬いタイヤを今シーズンのレースに投入する可能性があると報じられていた。これは、非公式に「エクストラハード」と呼ばれており、タイヤへの負担が非常に大きいトルコのターン8に耐えられるタイヤにするため開発されるとのことだった。
ピレリは3日(日)、実際にトルコへ乗り込み、テストドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサの手によって新タイヤのテストを実施。さらに、マレーシアに持ち込まれる新コンパウンドについて、次のように認めている。
「新タイヤは、将来使われる可能性のある実験的ハードコンパウンドだ」
また、ピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、こう加えた。
「シーズン中のテストが禁止されているので、これによってわれわれはさらなるデータや意見を聞く貴重な機会を得ることができる。その一方でチーム側も、将来に投入される可能性のあるものの興味深い感触をつかむことが可能となる」