レッドブル、セバスチャン・ベッテルの長期残留を確信

2011年05月04日(水)

レッドブルのモータースポーツコンサルタントであるヘルムート・マルコは、レッドブルがセバスチャン・ベッテルの離脱を簡単に許すことはないと語った。

昨年にF1の最年少王者となったベッテルは現在、レッドブルと2014年までの契約を結んでいる。しかし、レッドブルのチームオーナーであるディートリッヒ・マテシッツは先日、「(ベッテルが)フェラーリやメルセデスGPへ移籍することを望めば…われわれは彼を手放す」と認めた。

だが、モータースポーツ分野のコンサルタントとしてマテシッツを補佐する立場にあるマルコは、マテシッツとはやや違った見解を示した。

『Auto Bild(アウト・ビルト)』によると、マルコはマテシッツの発言について、「1シーズンから2シーズンをかけて」評価する必要のある仮定の話であり、レッドブルの基本的な「哲学」を語ったに過ぎないと話しているようだ。

「確かに、マテシッツ氏の哲学の中には、望む者は去ることができるというものもある。だが、巨額の資金を投資している組織では、ある種の保険が必要だ」とマルコはコメントしたという。

さらにマルコは、ベッテルが2014年の現契約満了を前に、レッドブルを離れることはないだろうと自信を見せた。

「忠誠心の問題ではない。究極のエゴイストでなければ、トップレベルのスポーツマンにはなれない」

「だが、今のわれわれは非常に強いので、もしシーズン開幕時のクルマが勝てる状態になくても、すぐに追い上げることができるだろう」

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